星探すこと~船乗りの習性~
昭和の海をうたう
船乗りの 体に染みし 習性の 星探すこと 老いて直らず
船乗り(ふなのり)の体に染みし(しみし)習性(しゅうせい)の星探すこと老いて(おいて)直らず
北極星は、北の方角を教えてくれる、夜空の道しるべと言われています。
漁船がいったん沖に出てしまうと、360度どこを見渡しても大海原が広がるばかりです。
古くから船乗りさんは、
自分たちが今どこに向かっているのかを、天体と水平線を基に位置を確認していたんですね。
今ではGPSなどがありますが、万が一の故障などに備え、
漁船に乗るうえでは、星を読める人は必要です。
磨さんは船をおりた今でも、
夜空に輝く道しるべを、つい探してしまうのですね。