海鳴り~波音が告げるとき~
昭和の海をうたう
海鳴りが 昭和時代を 掻き立てる
海鳴り(うみなり)が昭和時代(しょうわじだい)を掻(か)き立(た)てる


磨さんが現役で漁に出ていた昭和の頃は、
今のようにスマートフォンやテレビによる警報が存在せず、
漁師さんたちは、
ラジオの天気通報の情報や、実際の海の音や波の様子、
風の向きや潮の香りといった自然の兆候に耳を傾けていました。
『海鳴り』は台風や津波の前触れと捉えられ、
漁を控える判断材料にもなっていたようです。
自然との対話を通じ『命を守るアラーム』を感じ取っていたんですね。
磨さんは、そんな時代を生き抜いてきました。
今でも海鳴りが聞こえると、
昭和の海での遠い記憶が掻き立てられ、
若き日の思いを、磨さんは川柳に詠みました。


