昭和の海をうたう
流れ藻に 雑魚が寄り添う 浮き沈み
流れ藻(ながれも)に雑魚(ざこ)が寄り添う(よりそう)浮き沈み(うきしずみ)
流れ藻とは
海を漂う海藻の総称です。
海藻が波や潮流により岩場から剥がれ、
沖へ流されることで形成されます。
小さい魚や甲殻類の隠れ家となったり、
魚の産卵場所となったり、
様々な魚たちの一時的な住処となり、
海洋生態系において重要な役割を果たしているようです。
磨さんは、
広大な海原で流れ藻に寄り添い、
その不安定さや変化の激しさの中で
懸命に生きる小さな魚たち(雑魚)の様子を、
川柳に詠みました。