沖出し前の一夜の宴~函館 集結港~
昭和の海をうたう
わら筵 広げて呑んだ 花の下 沖出し前の 一夜の宴
わら筵(むしろ)広げて呑んだ(のんだ)花の下(はなのした)沖出し前(おきだしまえ)の一夜の宴(ひとよのうたげ)
函館もお花見の季節ですね。
磨さんが漁に出ていた昭和のころは、
1年で3回もお花見をしていたそうです。
マグロ漁が終わり、東京でお花見。
家に帰ってきて、宮城県でお花見。
そして最後は、母船式サケマス漁に出航し、函館でお花見。
当時函館は、漁師さんや見送りに来た家族、業者の人など、たくさんの人々で賑わっていました。
漁船には、わら筵がたくさん積んであり、
魚が傷つかないように敷いて使用したり、運搬などにも。
時には、お花見の宴会で活躍したそうですよ。
沖に漁に出る前夜、
わら筵を敷いてみんなでお花見をした、
磨さんの昭和の海の思い出です。
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