ばっけ咲く~春の訪れ~
日常をうたう
山菜の 季節が来たと バッケ咲く
山菜(さんさい)の季節(きせつ)が来たとバッケ咲く


バッケとは、東北地方の方言で「ふきのとう」のことです。
これからの季節は山菜がたくさん採れて、
ばっけ味噌(ふきのとう味噌)や色々な春の山菜の天ぷらなど、とても楽しみですね!
磨さんが詠んだ川柳は、
2011.3.11の東日本大震災の津波で、
全て流されてしまった母方の曾祖父母の家の裏山に、
力強く生き延びていたバッケです。
バッケを見つけた磨さんは、
それを少しだけ持ち帰り、自宅の庭に植栽し、
埼玉に住んでいる叔母(磨さんの妹)にも送りました。
その後バッケは、埼玉の叔母がたくさん増やしてくれて、
毎年、磨さんの元へフキになって帰ってきます。
東日本大震災からもうすぐ12年。
草木も命を繋ぎ、頑張っています。
庭先に咲く故郷のバッケは、
磨さんに春が来たことをお知らせしてくれたようです。