背丈伸びゆく~台風一過~

日常をうたう

台風一過 花も香りも 一夜消え 金木犀の 背丈伸びゆく

台風一過(たいふういっか)花も香りも一夜(いちや)消え金木犀(きんもくせい)の背丈(せたけ)伸びゆく












せっかく咲かせた小さな花も甘い香りも、

台風で、一夜にして消え去ってしまう。

花の命は、極短く儚いけれど、

そうして台風が過ぎ去ると共に、

金木犀も年輪を重ねて成長して行く。


磨さんは、時々花の成長を人生に例えたりしますが、

確かに、煌びやかに見えた姿が、

例え一夜で消え去って、

何も無くなってしまったように見えても、

地に足をつけ、しっかり根を張り生きていれば、

人はまた更に強く成長して行くのかもしれません。




また季節は巡り、

秋の気配に気づく頃、

金木犀の小さなオレンジの花と甘い香りは、

道行く人を振り向かせるのでしょう。













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