神秘の三日月~知床~
昭和の海をうたう
鮭漁を 終いて帰りの 知床に 沈む三日月 神秘に眺む
鮭漁(さけりょう)を終いて(おえて)帰りの知床(しれとこ)に沈む三日月神秘に眺む(ながむ)
磨さんが乗っていた鮭漁の漁船は、毎年5月末から7月末までの約2か月間、最終的にはベーリング海まで向かい、漁を行い戻ってきます。
磨さんは魚を獲りながらも『機関長』として、船のエンジンや燃料の管理、冷凍室などのあらゆる機械設備を監視して、何か不具合があれば修理をし、無事に漁を終えることができるように努めてきました。
鮭漁では、交代(4人くらい)で機械場を監視しているそうです。
凄まじいエンジン音の中で当直を終え、船の甲板(デッキ)に出てみると、穏やかな凪の日に見た知床に沈む三日月の光景は、身も心も癒してくれたのだと思います。
そんな風景をイラストにしてみました。
今回は、『昭和の海をうたう』シリーズのみの掲載です。